遮  熱

輻射熱をさえぎる遮熱材
今では建物に断熱施工をするのは一般的となっています。断熱材も色々な種類のものがあり、日々進化を続けています。ただどんな断熱材を使っても輻射熱を遮ることはできません。それは熱の種類が違うからです。
輻射熱を遮るためには遮熱材が必要なのです。真夏の炎天下で遮熱材を取り付けた建物の実験では、取り付けない場合と比べて屋根裏の温度が最大9℃低下し、冷房に必要な消費電力の18∼27%の低減が期待できます。

輻射熱とは
熱は3種類に分類することができます。
輻射熱
遠赤外線など電磁波の形で伝わる熱のこと。
太陽の自然な暖かさ、薪ストーブなどの熱も輻射熱です。電磁波ですからストーブなどの熱源と人との間に冷たい空気層があっても関係なく、物質を直接暖めることができます。
夏には太陽熱で熱せられた建物の壁や屋根から熱が放出され、夜になっても部屋の中の温度が下がらないのはこの輻射熱によるものなのです。
伝導熱
カイロで手を温めたり、フライパンを火にかけると熱くなるような直接触れることで熱が移動することです。
対流熱
温風ヒーターやドライヤーなど空気を媒体に熱が伝わることです。

おすすめの遮熱材
至道工業がおすすめするトップヒートバリアーはもとは宇宙産業から生まれたアルミ純度99%を使用した皮膜で輻射熱を98%反射する性能を有しています。
これまで住宅は屋根や壁に断熱材を入れ、夏の暑さや冬の寒さから家を守ってきました。ただし、グラスウールなどの断熱材は対流熱や伝導熱はある程度防げるものの、輻射熱を遮ることはできませんでした。トップヒートバリアーは薄いシートですが、魔法瓶の内側に張られた鏡のように熱を反射して太陽から発せられる輻射熱を住宅内に入れない働きがあるのです。

デマンド値を下げる
デマンド値というのは最大需要電力のことです。
電気をたくさん使う高圧受電をされる場合の電気料金というのは基本料金計算にこのデマンド値が大きく関わってきます。
どういうことかと申しますと、30分ごとに計測されている電気使用量で一番使用量の多かった時の値(デマンド値)がその後1年間を通して基本料金の計算に使用されるわけです。 

【遮熱施工前】のグラフはその様子を表しています。

【遮熱施工後】のグラフはトップヒートバリアーを施工することでデマンド値が下がったことを表しています。

電気代を約30%下げる効果が期待できます。
トップヒートバリアーは夏場の屋根からの熱量をなんと95%カットします。
そしてコンクリート建物、折板屋根、農業用ビニールハウス、鶏舎や牛舎、配電盤などあらゆる場所や物に施工できますので場所や用途に応じて効果的に遮熱をすることができます。